2023.09.13
町田市のイベントに参加してきました!
暑い日が続きますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか?
はじめてブログを書かせて頂きます。お客様サポート係の相野田と申します。町田に暮らし始めて2年目の私が、見つけた町田の魅力などなど綴っていけたらと思いますのでどうぞ宜しくお願い致します。
少し前のことになりますが、今日は私が夏休みに子どもと参加した体験講座のことを書かせていただきます。緑が豊かでどの世代にとっても暮らしやすい町田。その町田ではるか昔、焼き物を作っていた歴史があったことを皆様はご存じでしょうか?NHK番組「ブラタモリ」で放送された町田特集をご覧になった方はご存じかもしれませんが、放送の中で、そのむかし、町田で瓦(焼き物)が作られ神奈川県と東京都の国分寺に収められていた、というではありませんか!町田で焼き物を焼いていたことをもっと知りたい!と思い立ち参加したのでした。
参加したのは「町田の土で皿つくり~土器と陶器を作ろう~」という町田市立博物館が企画している大人気講座。その人気たるや、当選倍率7~10倍!大蔵町で陶芸アトリエを主宰されている安諸一郎先生を講師に迎え、土器と陶器の2種類の焼き物を器づくりから焼成までを2日にかけてじっくり行える内容でした。
器づくりでは、粘土を均等の厚さにし、線が入らないよう注意しました。なぜかというと、ひびが入ってしまうと焼成の際に割れてしまうから。思い思いの形にし、器づくり完成です!形づくられた器たちを乾燥させた後、土器の焼成は芹が谷公園の広場で行いました。(陶器は安諸先生がご自身のアトリエで焼成して下さいました)
土器を焼いている間、町田市立博物館の学芸員の方が、手づくりの紙芝居で、焼き物によって人々の暮らしがどう変化していったのか、とても分かりやすく面白く教えて下さいました。
★町田には遺跡が900個あり、その内の8割が縄文時代のもの。縄文時代、この地にはたくさんの人々が住んでいたこと。また、最古級の土器が町田から出土しており、専門家の間では“縄文のまちだ”と呼ばれていること。(縄文にまつわる展示会を行うとき、町田の縄文資料を県内はおろか海外に貸し出すこともしばしばあるそうな!)
★人間が器を手にして以来、様々な調理法が生まれ、食べられるものが増え、食が豊かになり、生活スタイルにまで影響を与えたこと。そして、焼き物を「焼く」ことによって強固なものにする、この化学変化(自然の反応)を人類が初めて応用したのがこの「焼き物」と言われていること。
★土器は便利ではあったけれど弱点もあり、水に弱く、壊れやすかった為、人々は考えた結果、生み出されたのが釉薬(ゆうやく/うわぐすり)という素材であり、この釉薬(ガラス膜)を土器の表面にコーティングすることで、固くなり壊れにくく改善されたものが陶器だったこと。
紙芝居を聞いている間、驚きの事実に「えーっ!!!」「町田ってすごい!」連呼の嵐!親たちも大興奮の時間でした。
そして焼きあがった土器(上の3つ)と陶器。今回の器作りに使われていた材料、実はMade in Machidaにこだわり、成瀬の土と町田の植物がもとになって作られた釉薬なのだそうで、縄文時代に作られていた土器と同じ素材を使っていたということなんです。なんともロマンを感じますね~
この土や釉薬を用意して下さった安諸先生のことを少し書かせていただきます。日本の陶芸の土があと100年程しかもたないと言われていることを危惧され、独自の研究を重ね、2004年に壊れた焼き物からリサイクル釉薬を生み出す技術を開発されたのだそう。この技術は必要とする人がいつでも使えるようにと、特許をとらずにオープンにする形で環境問題に取り組まれているそうです。そして、子どもたちにはこの講座でしか学べないことを体験してほしい!とも。驚きとワクワクのたくさんつまった講座が来年も開催される予定なので、ぜひ参加してみてください!
そして、町田に根付き、品質にこだわり続けているのは私たちリペアマイスターも同じ!
社員一同、生まれ育ったこの町田で貢献すべく、みなさまに愛され続けるよう励んでまいりますのでこれからも応援よろしくお願い致します。
町田市 外壁塗装 屋根塗装 塗り替え専門
株式会社リペアマイスター お客様サポート係 相野田