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リペア職人の“意気”と“粋”。

リペア職人の“意気”と“粋”。

 

弊社代表の稲垣はこの道30年以上の生粋の職人でもあります。社長業の傍ら、精力的に現場作業もしています!

 

職人気質や職人仕事って、一体どんなことを指しているのだろう?

リペアマイスターに入社し早1ヶ月半、そんなことについて考えさせられることが増えています。こんにちは、営業シバハラです。

 

会社の先輩方々は施工や現場調査で、これまでに何百棟もの住宅を見てきているといいますが、軒のスミや屋根近くの雨樋の裏側等々、塗装の塗りもれがあったり、雨樋の塗料が外壁についてしまっていたり……大きな声では言えませんが、実際にそうしたお家にもたくさん出会ってきたようです。いわゆる現場調査で屋根に上がったり、足場からじゃないと確認できない部分。つまり、“住人の方には見ることができないトコロ”のわずかな手抜きの跡。

 

弊社リペアマイスターの代表は生粋の職人上がり。そんなお家に遭遇するたびに、「ウチでは絶対にそんな施工はしてはいけない」と、あらためて職人と営業、そして事務さんも含めて社員みんなの気を引き締め直します。

 

「雨樋の塗料が一滴、外壁に付いてしまっている。軒天井と外壁を塗り分けるラインに数ミリほどの凸凹がある」……お客さんからは見えない場所であり、塗膜自体に問題があるわけじゃない。そのまま納品しても保護性能や耐久性、外から見たときの美観は変わらないけれど、それでは“自分に嘘をつくことになる”。要するに、お客さんのために仕事をするのはアタリマエ、その上で“昨日の自分よりも良い仕事をしたい”という心意気。で、さらにその挑戦を楽しむ……そんな職人の姿勢、じつに“粋”であります。

そんな話を聞いていたら思わず数年前に読んだ一冊、九鬼周造の『いきの構造』を思い出しました。この一冊、江戸時代に謳われはじめた美意識=「粋」とはいったい何なのか!? 実態があるようでない「粋という感覚・価値観」について、あらゆる視点から考え尽くした日本人による純和風哲学書。

ごくごくカンタンにいえば、本来こうあるべき……と考えるのではなく、自分自身で責任を負った主体的な生き方にこそ「粋」は存在する、なんてハナシ。すべては自分次第、そんな緊張感をともなった自由を楽しむ姿勢や心意気にこそ、思わず「粋ですねぇ」と言いたくなる感覚や価値観があるのだそうです。

リペアマイスターにはこれまでにもたくさんの高評価な口コミをいただいておりますが、やはり人の心がこもった仕事だからこそ、多くの声を頂けていると信じております。リペアマイスターの“粋な仕事”を、ぜひ感じてください。

 

以上、営業シバハラでした。